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■ ■ ■ ■ エルジア軍の侵攻 大陸の交通の要所であり歴史上なんども戦場となったこの土地は、再び戦火にまきこまれた。 空爆に続く3日間の地上戦の後、エルジア軍は首都サンサルバシオンを占拠する。 そしてその国内にある隕石迎撃砲『ストーンヘンジ』を接収し、軍の管理下に置いた。 ストーンヘンジはもともと、大気圏で燃え尽きずに残った数十メートル級の隕石を迎撃するために作られたレールガンだった。 国際的な協力と監視のもと、大陸のほぼ中央にあるサンサルバシオン国内に建設され共同管理されていたが、 エルジア軍はそれを奪ったのである。 この暴挙に対し他の国々は、ISAF(Independent States allied Force:独立国家連合軍)を組織し共同戦線を張る。 しかしストーンヘンジを軍事用の対空砲に転用したエルジア軍は、その射程距離と破壊力を背景に大陸の空を支配。 航空支援に頼れぬISAFは地上戦においても防戦一方となり、東へ東へと後退していった。 |
![]() ▲ストーンヘンジを間近でとらえた、貴重な一枚。 |
![]() ▲5つの機影を捉えた写真はISAF軍の検閲により、 「不許可」を示す赤い印がつけられた。 | ■ ■ ■ ■ 大陸からの撤退 東部の主要都市ロスカナスにまで撤退したISAFは、これ以上東の基地では戦闘攻撃機が届かなくなることを理由に、 ストーンヘンジ攻撃作戦にGOを出す。最高のパイロットを選抜し、 航続距離の問題から遠慮気味に爆弾を積んだ<F-15E>12機と、 空戦を担当する<F-15C>12機による特別攻撃部隊が編制された。 作戦は満を持して実行に移される。 攻撃部隊が目標に近づいた時、作戦空域を監視していたAWACSのレーダーに5つの機影が映し出された。 突如現れたこの不明機はその恐るべき戦闘能力でF-15を次々と撃墜、 ISAF機も応戦するがその抵抗もむなしく部隊は全滅する。 こうしてストーンヘンジ攻撃作戦は失敗におわり、その数日後ロスカナスは陥落する。 ストーンヘンジに対する直接的な攻撃手段を失ったISAFは、 それ以後組織だった抵抗すらできないまま東海岸に追いつめられる。総司令部は大陸の放棄を決定、 大規模な撤退作戦を敢行して海峡を渡り、大陸北東に位置する島国ノースポイントへと撤退した。 |
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■ ■ ■ ■ 寄せ集めの軍隊 エルジア軍によるサンサルバシオン侵攻より1年。東海岸の一部を除いて、 大陸のほとんどはエルジアの支配下となる。ノースポイントだけがISAF参加国で唯一無傷のまま残されたが、 それも単にストーンヘンジの射程外というだけのことだった。 エルジアは島国へ逃げたこの敗残兵にとどめを刺すべく、大陸東部のリグリー飛行場へ爆撃機を集結し、 ノースポイントをその射程にとらえていた。 一方ISAF総司令部はノースポイントで残存兵力の再編成を開始し、まずは空軍を組織した。 しかしそれは各戦線で生き残ったパイロットを単純に人数分けした組織でしかなく、 同じ中隊の中に複数の機種の航空機が混在するなど、まさに寄せ集めの様相だった。 圧倒的な兵力差とストーンヘンジという制圧兵器の威力は、民間人にさえ知れ渡ってる。 大陸ではノースポイント陥落は時間の問題とささやかれた。 こののち「今回の戦争で間違いなく最高のパイロット」と評される英雄が現われ、 大陸に希望をもたらすことを誰一人として想像できなかったとしても、 それは無理のないことだったのである。 |
![]() ▲ISAFの新司令部はノースポイントに置かれたが、 防衛火力の弱さから「張り子の基地」と呼ばれた。 |
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