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EF2000

全幅:10.95m
全長:15.96m
全高:5.28m
自重:9,750kg
最大速度:M2.0+
戦闘行動半径:555km
乗員:1名



欧州の新星

 EF2000は、各国参加で共同開発中の第4世代の制空戦闘機である。 諸国の空軍で1970年代に採用された多くの戦闘機や攻撃機は、 耐用年数や搭載装備の旧式化に伴い1990年代後半から2000年代初頭にかけて大量にリタイアする。 本機の開発はそれに合わせたものである。開発を担当する政府間で合意した内容は、 EF2000に高機動格闘戦を重視した制空戦闘能力、全天候長距離迎撃能力、対地攻撃、 上空哨戒などの多目的な戦術任務の遂行能力を要求している。 これは、当時の最大の脅威であったMiG-29やSu-27等東側の新鋭戦闘機に対抗する事が目的といえる。
TND-IDSのケースと同じく、共同開発はコストとリスクを分散できる反面、いくつもの政治的な紆余曲折があり、 結果的に設計もかなりの部分で妥協しなければならない。また、何をするのにも各国の合意が必要で、 単独計画に比べると思うようには作業が進まない。事実、 同時期に開発中のR-M01に比べて開発は大幅に遅延した。
EF2000の機体はデルタ翼とカナード翼の組み合わせで構成されており、 類似した戦闘機が多く今一つ新鮮味にかけるが、実はこの形態こそが、高度な機動性と、 最高速度マッハ2以上を維持できる高速性能を与えるものなのだ。 カナード翼には低速での操縦性と機動性を向上させる効果があり、空気取り入れ口にある2次元可変カウルは、 あらゆる高度、速度域、あるいは急上昇中でも、常に十分な量の空気をエンジンに供給する事が可能だ。 本機は他の現代戦闘機と同様、複合素材と軽量合金の多用により軽量な機体に仕上がっている。 運動性は極めて高く、格闘能力はF-15を凌ぐほどだ。
機首部には、ECR90レーダーが装備される。 これは実戦でその優秀さが証明されたブルービクセンレーダーから発展して開発された、 多モード・パルス・ドップラー・レーダーである。今日では、 アクティブ・フェイズド・アレイ・レーダーの装備が主流となりつつあるが、実績と信頼性、 そしてコストの点から、機械式アンテナを使ったレーダーの装備となったのである。 加えて、キャノピー脇にはMiG-29等にも採用されている赤外線追跡装置(IRST)が装備され、 レーダーを補佐する。主翼の両翼端には、電子妨害(ECM)用のポッドを固定装備して、 敵のレーダーから身を守る。更に曳航式のおとりを装備し、ミサイルをおびき寄せる事が出来る。
このようにEF2000は現代戦闘機に必要な機能や装備は一通り備えた高性能機ではあるが、 ステルス性能を持たず、総合的な性能はF-22にはかなわない。しかし価格はF-22の約半分ですみ、 機数をそろえやすいという点を忘れてはならない。






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