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F117

全幅:13.20m
全長:20.08m(ピトー管含む)
全高:3.78m
自重:13,380kg
最大速度:M0.9
戦闘行動半径:1110km
乗員:1名



史上初のステルス戦闘機

  F117は初めて実用化されたステルス機で、レーダーに探知されにくいという特徴を持つ。 これを活かして、隠密侵攻を行なっての奇襲や、 堅固に防御されている重要目標へのピンポイント攻撃がその主任務となっている。 Fの任務記号があり戦闘機とされているが、実質的には攻撃機である。
敵のレーダーに探知されにくいステルス機の実用化は、航空作戦においては革新的な出来事であった。 敵のレーダーを避けるために超低空を侵入する必要が無いため、 高々度から余裕を持って目標に照準を合わせることが可能となり、それだけ命中精度も上がる。 レーザー誘導爆弾との組み合わせによって、対地攻撃が搭載兵装の総投下量の勝負から、 いかに戦略目標を効率よく破壊するかという命中精度の世界へと移行していくことになる。
F117はこれまで開発された戦闘機とはまったく違う斬新なフォルムをしている。 平面パネルの組み合わせで構成されたような外形は、 平面に当たったレーダー波が発信源に戻らないように各面の角度を組み合わせている。 更に外板にはレーダー波吸収材と塗装を併用し、よりステルス性を向上させている。 他にも、搭載兵装を全て胴体内の兵器倉に収容する事はもとより、 空気取り入れ口にグリッド状に仕切られたスクリーンを装備したり、 パーツの接合部分などに小さな三角形の板をノコギリ状に組み合わせるなどして、 レーダー波の拡散に努めている。 またキャノピーのガラス部分には金がコーティングされ、レーダー波がコクピット内に侵入するのを防いでいる。 これもステルス性の確保では重要なことだ。
F117は逆探知を避ける為、レーダーなどの自分から電波を出す器材も搭載されていない。 実際のミッションでは通信もある段階から絶たれ、目標の捕捉は赤外線監視装置に委ねられる。 エンジンはF/A18と同じF404ターボファンエンジンを装備しているが、赤外線による探知を避ける為、 高温を発するアフターバーナーは装備しておらず、排気は冷たい外気と混合させ排出される。 また、エンジン音を小さくする静粛化も施されている。
このようにF117は徹底したステルス性を基盤とした「隠密性」にこだわった機体である事が分かるが、 機体形状やその限定された用途など、実際にはステルス技術を確認するという実用試験機的な意味合いが強い戦闘機といえる。 F117で培われたステルス技術はF22などの最新鋭戦闘機に継承されている。






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