| Aircraft select |




F15E

全幅:13.05m
全長:19.43m
全高:5.63m
自重:14,515kg
最大速度:M2.5
戦闘行動半径:1270km
乗員:2名



生まれ変わった荒鷲

 F15EはF111の後継機としてF15をベースに開発された戦闘爆撃機である。 複合任務戦闘機計画でF16の改良型であるF16XLとの比較審査が行なわれたが、 選定の結果F15Eが選ばれた。 選定理由として既存機からの改修点が少なく開発コストが安い事(F15Eの2億7千万ドルの対してF16XLは4億7千万ドル)、 将来の発展性が大きい事、被弾時の生存性が高い事などが挙げられた。 もともとF15は複合任務戦闘機として開発された機体で、全機が空対地能力を備えており、 その為の配線も備わっていたのだが、空対地任務への使用が断念され、開発を見送られてしまった経緯がある。
F15Eは複座型のF15Dとほとんど同じ外形をしているが、 本格的な対地攻撃を得る為に機体各部にはかなりの手直しが行なわれ、搭載装備品も大幅に変更されている。 機体構造に付いては約60%が再設計されており、最大荷重が9Gに引き上げられ、構造寿命も大幅に延長された。 燃料は機内燃料に加えて、コンフォーマル型燃料タンクを機体の両側面に標準的に装備している。 これは機体の空気抵抗を増加させずに燃料搭載量を拡大できるもので、 さらにマッハ0.9以下の亜音速では何もつけていない状態より抵抗が減少する。 なお機体重量の増加に伴って降着装置も強化されている。
コックピット周辺でいえば、低空飛行時のバードストライク(航空機と鳥との衝突)が予測される為、 キャノピーが通常のF15より強化されている。安全かつ効率よく対地攻撃をする為にF15Eは複座型とし、 前席には操縦を担当するパイロット、後席にはWSOと呼ばれる兵装システムの操作を担当する士官が乗り込み、 作業を分担する。コクピット内も大幅な変更が行なわれた。HUDは視野が広くなり、 アナログ計器は多目的CRTに置き換えられ、グラスコクピット化されている。
さてF15Eの装備品の中で最も注目すべきものはLANTIRNと呼ばれる前方監視装置だろう。 これは航法ポッドと照準ポッドの2つからなり、空気取り入れ口付近に装着されている。 航法ポッドはそれ自体が地形追従レーダーを備えており、夜間の地形追随飛行を容易な物にする。 これを機体の操縦システムとリンクさせれば自動的に地形追従飛行を行える。 照準ポッドの役割はレーザー誘導爆弾の自動指示である。 従来の夜間戦闘機(攻撃機)は夜間でも攻撃が可能ではあるが大きく制限を受けた。 その点LANTIRNを搭載した機体は、夜間でも昼と同じように超低高度で高速侵入し、 目標を捕捉し兵器を発射することが可能である。したがってLANTIRNを初めての装備したF15Eは、 初めての完全な夜間戦闘機となった。現在はF16、F/A18、F14にもこの装備は搭載されている。






Aircraft select






TopInformationWorld / Usea News / AircraftStaffDownload