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F/A18

全幅:11.43m
全長:17.07m
全高:4.66m
自重:10,455kg
最大速度:M1.8+
戦闘行動半径:830km
乗員:1名



万能艦載機

 F/A18は高価なF14を補佐し、制空戦闘と対地攻撃に両任務に使用できる戦闘攻撃機として開発された機体である。 当初海軍空戦戦闘機(NACF)計画では、空軍の軽量戦闘機競作審査に残ったYF16、 YF17のどちらかをこれに充てることとした。政府と議会はより安価なYF16を推したが、 海上飛行時の安全性を重視した海軍は、双発のYF17を選んだ。その後YF17は、海軍が要求する航続性能や兵装搭載能力、 また空母艦載用の仕様を満たす為に大幅に再設計されて大型化し、 F/A18として完成したときには総重量が1.5倍に膨れ上がっていた。まず降着装置を完全に設計変更し、 着艦フックも付けられた。増加した重量に対応する為に、主翼の幅が拡大されて、翼面積が増加した。 後退角は浅くなり、超音速飛行時の抵抗は大きいが、 長いストレーキとの組み合わせる事で低速飛行時や大きな迎え角でも安定して操縦できるようになった。 これは空母への着艦時の視界確保にもつながる。YF17の形状を特徴づける外側に傾いた2枚の垂直尾翼はそのままF/A18にも受け継がれた。 これはエリアルール("F5E"参照)の適用と前縁ストレーキ("F16C"参照)から発生する渦の干渉が有効に働くように考えた結果である。 また天井の低い格納庫に収める為に、高さを抑えつつ尾翼面積を確保する意味もかねている。
本機の機動性、操縦性は高く、亜音速時の空中戦能力は現用機の中でも第一級の水準にある。空力的にも非常に優れたデザインをしており、 完全装備の状態でさえ大きな迎え角をとって飛行する事が可能だ。コックピット内に関しては、 機内の情報表示に単色ブラウン管(CRT)を多用して操作を大幅に自動化する事に成功し、 乗員1名でも全天候での戦闘と攻撃を可能にした。 今でこそ戦闘機のコクピットを液晶モニターで埋め尽くしたグラスコクピット化は世界の趨勢だが、 これを全面的に採用したのもF/A18が最初だった。 CRTの表示の切り替えによって限定された計器盤のスペースを有効に利用して空対空戦闘と空対地戦闘の両任務に必要な情報を表示する事を可能にしている。
F/A18は今では標準的となっているデジタル・フライ・バイ・ワイヤによる操縦装置を採用している。 改良型のC/D型ではウエポンシステムが向上し、 改良されたミッションコンピューターによって新型の中距離空対空ミサイルのAIM-120とAGM-65対地ミサイルを運用できるようになった。 また複合素材、軽量合金を使用して軽量化が追求された機体は、生産コストを押さえるための分割構造となっている。 こうしてF/A18は、性能的には完全にF16を上回り、機体価格ではMir2000を下回るため、 今後も輸出機数は増えていくものと思われる。空軍のF15とF16の関係同様、 高価ゆえに生産数を抑えられていたF14を数の面で凌ぎ、 今後も改良を続け空母上での主力戦闘機として活躍する事だろう。






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