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SU37

全幅:15.19m
全長:21.10m(ピトー管を含む)
全高:6.32m
自重:18,400kg
最大速度:M2.35
戦闘行動半径:1500km
乗員:1名



高次元の機動力を実現した戦闘機

 Su37は、Su35に推力偏向装置を導入した発展型で、 それまでの戦闘機に無かった高次元の機動力を発揮する事を狙って開発された。 これは軍から要請されて開発されたものではなく、 開発設計局が独自に開発したデモンストレーター的な機体と言える。 空軍・海軍には正式採用されていないが、 Su37で培われた技術は輸出型のSu30MK等に活かされている。
Su37にはAL-31Fエンジンを改良した、AL-37FUエンジンを搭載している。 排気口には、油圧シリンダーにより作動する鋼鉄製の可変ベーンを取り付ける事が出来る。 この可変排気口部は、上下に±15度の範囲で作動させる事ができ、 これによりSu37は、Su27よりも更に迎え角の大きいコブラ機動や、 高度をほとんど変えずに瞬時に宙返りを行なう「クルビット」と呼ばれる機動など、 これまでの戦闘機では不可能だった各種の機動が行なえるようになった。
ピッチレート(機首の上げ下げ)では多機の追随を許さないSu27系の機体だが、 ロールレート(左右の翼の上げ下げ)についてはF16とF14の中間ぐらいとそれほど高い評価は得られていなかった。 しかしSu37は十分に間隔をとって配置された左右エンジンのノズルを逆方向に作動させる事によって、 F16並みのクイックなエルロン・ロールが可能となった。さらに、左右の推力に差を生じさせることによって、 ある程度ヨー方向(機首の左右の首振り)の制御を行なう事も可能である。
一件複雑に見えるこれらエンジン推力の微調整は、機体のフライトコントロールに完全に組み込まれており、 パイロットは操縦桿とラダーペダルを操作するだけでよい。 事実、双発機でありながらスロットルは一本しかない。
Su37にはそれ以外にも、搭載電子機器類の高度化が施されている。 まず機首部にN011フェイズド・アレイ・レーダーが装備された。 これは最大20目標を同時に追跡でき、そのうちの任意の8目標に対してミサイルで同時に攻撃を行なえる。 さらに機体尾部の先端にもN012小型レーダーを装備し、後方の警戒に充てている。 また自己防御器材も格段に強化されている。






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