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| Aircraft select | ■ ■ ■ ■ TND-IDS 全幅:13.91m(後退角25度時) 全長:16.72m(ピトー管を含む) 全高:5.7m 自重:14,500kg 最大速度:M2.2 戦闘行動半径:1200km 乗員:2名 |
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■ ■ ■ ■ 低空高速侵攻を体現した機体 本機は、1968年7月25日にスタートした近隣諸国によるMRCA(多目的戦闘機)計画で誕生した多用途戦闘機である。 共同開発なので一国あたりの費用の負担は軽いが、その開発費用の分担や、 各国軍の要求仕様の違いから大きな論争を巻き起こし、開発は難航した。 それでも予定より半年遅れではあるが1974年8月14日には初飛行を遂げることができた。 最初に完成した量産型は低空侵攻・対艦攻撃型のIDSで、後に制空・迎撃型のADVと電子戦・偵察型のECRが開発された。 IDS型は敵のレーダー網を超低空でかいくぐって侵攻し、地上部隊や艦船、飛行場破壊を主任務とする。 その能力を満たす為に慣性航法装置(ジャイロと加速度検出装置にコンピューターを組み合わせた装置、 出発点からの相対的な位置を正確に割り出すことが出来る)、ドップラー・レーダー、電波高度計、 地上マッピングレーダー、障害物回避レーダーなど高度な電子機器を装備し、 高度60mという超低空を自動的に地形に追従して飛行する事が可能となった。 TNDシリーズには柔軟な運用が求められていた為、可変後退翼が採用された。後退角は25度から67度の範囲で可変するが、 F-14のように全自動で可変するものではなく、マニュアルで3ポジションを選択する方式である。 最後退位置では高速飛行を可能にし、超低空を音速近くで突進することが出来る。離着陸時には浅い後退角とし、 強力な高揚力装置を備えることによって良好なSTOL性が得られる。 更にエンジンには戦闘機では珍しいスラスト・リバーサー(逆噴射装置)を搭載しており、 滑走路の短い前線飛行場での運用も可能となっている。なお主翼下にも武装を搭載する為、 武器を吊るすパイロンも後退角に応じて回転し、常に機軸と平行を保つ複雑な機構となっている。 本機は様々な兵装や機器を搭載しているにもかかわらず、全長は17mとコンパクトに収まっている。 まだステルス技術が登場していなかった開発当時、堅固に対空防御された敵陣に突っ込む際の生存率を高めるには、 機体を可能な限り小型にするのが効果的とされた。 また機体が小さいということはそれだけレーダー投影面積も小さいともいえる。 トーネードがどこか寸詰まりに見えるのも、生存率を上げるために可能な限り機体全長を切りつめた結果なのである。 コンパクトな機体に前述した電子機器を搭載スペースを確保する為に、四角い断面系を採用した武骨なスタイルとなっている。 |
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